時は永遠の旅人なり

日々の雑記から、趣味等を思いつくままに。
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エイラ「サ、サーニャ……」

サーニャ下敷き

サーニャ「……」

エイラ 「サーニャ……いいのか?」

サーニャ「――エイラのこと、信じているから」

ごくりと、唾を飲み込む音が大きく聴こえる。

エイラ (緊張するなんて、私らしくないぞ)

白く透きとおる柔肌。

触れれば折れてしまいそうな華奢な身体。

エイラ (でも、この細腕であの重いフリーガーハマーを持っているんだよなー)

サーニャ「エイラ、どうしたの?」

エイラ 「うん、あー、サーニャって線が細いよな」

サーニャ「――エイラも同じ。ううん、みんな一緒」
 
エイラ 「みんな?」

首を傾げるエイラに、サーニャは柔らかく微笑む。

サーニャ「501のみんな」

エイラ 「あー……」

確かにサーニャの言うとおり、この部隊にいる連中は全体的に線が細い。

エイラ (ルッキーニやハルトマンは分かるけど……)

エイラ (隊長やシャーリー、リーネは違うよな)

女性らしい身体つきをしている三人に比べて、幼い身体つき。

特に胸のあたりが……。

エイラ (まぁ、宮藤やペリーヌに比べれば、だいぶマシか)

サーニャ「エイラ……どうしたの? さっきからじーっと胸を見ているの?」

サーニャの純真無垢な瞳で見詰められるのは、正直弱い。

だから――

エイラ 「な、なんでもないぞ。そ、それよりもサーニャ」

サーニャ「なぁに、エイラ?」

エイラ 「……始めてもいいか?」

その問い掛けに、サーニャは頬を紅く染めて首肯した。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


芳佳  「すいません、バルクホルンさん。私の仕事を手伝ってくれて」

バルクホルン 「気にするな、宮藤」

バルクホルン 「(それと『バルクホルンさん』じゃなくて、『お姉ちゃん』と呼んでくれないか)」

芳佳  「なにか言いましたか、バルクホルンさん?」

バルクホルン 「……いや、なんでもない」

バルクホルン (どうして宮藤の前だと上がってしまうんだ?)

はぁーと小さく溜息を吐くバルクホルン。

ネウロイとの戦闘であれば、勇猛果敢なカールスラントのエース。

だが、妹にそっくりな芳佳の前に立つと、ダメなお姉ちゃんに早変わり。

バルクホルン 「……おや?」

芳佳  「どうしたんですか、バルクホルンさん」

バルクホルン 「あそこの部屋から灯りが漏れているな」

芳佳  「えーと、あそこの部屋は確か――」

二人が部屋に近付く、扉の隙間から艶かしい喘ぎ声が聴こえてきた。

芳佳・バルクホルン 「「!?」」

芳佳  「こ、この声は……!?」

バルクホルン 「……な、なにをしているんだっ!?」

芳佳は興奮し、バルクホルンは顔を真っ赤に。

二人は抜き足差し足で部屋に近付く。

部屋に近付くに比例して、漏れてくる声が大きくなる。

「ァン……そ、そこはダメだよ……エイラ」

「ここが気持ちいんだろ、サーニャ」

「……あぁんんっ、エイラの……イジ、ワル……ァンン」

バルクホルン 「(き、基地内で、あの二人は一体何をヤっているんだ!?)」

芳佳  「(エイラさんとサーニャちゃんって、そういう関係だったの?)」

ひそひそ声で話し合う二人。

バルクホルン 「(……こ、これは、ミーナに報告の必要が――むっ!)」

芳佳  「(どうしたんですか、バルクホルンさん?)」

バルクホルン 「(……声が聴こえなくなった?)」

芳佳  「(えっ、それって……)」

バルクホルン 「(宮藤、戦略的撤退だ!)」

芳佳  「(は、はい!)」

だが、それは既に時遅し。

??? 「な~~に、やっているんだ、ふ・た・り・と・も!」

その声に恐る恐る振り返る芳佳とバルクホルン。

そこには仁王立ちしたエイラと、その背後に隠れるようにサーニャがいた。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


サーニャ「私がエイラにマッサージをお願いしたの」

エイラ 「そ、そうだぞ! サーニャが頼むから私はマッサージしただけだぞ!」

バルクホルン 「す、すまん。あまりにも気持ち良さそうだから、アハ、アハハ……」

自分の勘違いを口にするのが恥ずかしかったので、バルクホルンは笑ってごまかす。

芳佳  「でも、サーニャちゃんの声、すっごく気持ち良さそうだった」

サーニャ「うん、とっても気持ちいいよ。芳佳ちゃんもする?」

エイラ 「なっ、サーニャ!?」

エイラはサーニャの発言に目を丸くして驚く。

芳佳  「えっ、いいの!?」

ぱっと目を輝かす芳佳。

バルクホルン 「わ、私も……いいか」

消え入りそうな声で、おずおずとバルクホルンも主張する。

エイラ 「宮藤だけでなく、大尉まで!?」

堅物で知られるバルクホルンが挙手したことに、エイラだけじゃなく、芳佳もサーニャも驚く。

エイラ 「………………私が」

サーニャ「エイラ?」

エイラ 「私がマッサージをするのは、サーニャだけだっ!!」

基地中に響き渡る位の大声で叫ぶエイラ。

エイラの思わぬ告白に、サーニャの白い肌にほんのりと朱が差す。

サーニャ「だそうです。ごめんなさい、バルクホルンさん、芳佳ちゃん」

ぺこりとおじぎをするサーニャ。

芳佳  「あはは、フラれちゃった」

バルクホルン 「気にするな」

芳佳とバルクホルンは柔らかな笑顔を、サーニャとエイラに向けた。

二人の笑顔に、エイラは恥ずかしそうに頬をかく。

そんなエイラに寄り添うように、サーニャがぴたりとくっつく。

サーニャ「ありがとう、エイラ♪」

芳佳たちに聞こえない様に、サーニャが呟くと、

エイラ 「!!!?」

エイラは更に顔が真っ赤になっていた。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


その後、エイラは

『私がマッサージをするのは、サーニャだけだっ!!』

というセリフで部隊内で、散々とからかわれるのであった。



        ~~完~~







コンプエースの付録のサーニャ下敷き。

思わず、こんな妄想SSを思いついてしまいました。

ストパンは2期から見始めたので、まだ、キャラを上手く把握できていません。

なので、こんなのサーニャじゃない! エイラじゃない! と物を投げないで下さい(笑)

はぁ~、それにしてもサーニャには癒される♪










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[ 2010/09/26 21:38 ] SS | TB(0) | CM(1)

七夕の夜に――

【登場する人物名・地名・団体等は架空のものであり、
実在するものとは一切関係ありません。
なお、Purple softwareさまの『明日の君に逢うために』に対して、
設定と世界観に独自の解釈を加えたものです。
なので、本編とは一切関係がありません。
スピンアウトで書けよというツッコミはスルーする方向でお願いします】





七夕の夜。
俺は明日香と共に、屋根に登って夏の夜空を眺めていた。
この時期は梅雨の時期であることに加え、近年はゲリラ豪雨と呼ばれる集中豪雨の所為で、
余計に星空が見えない夜が多い。
そのため、今日みたいに晴れ渡った夜空は珍しい。

「あれが夏の大三角形だよな、明日香」
「うん、そうだよ」

夏の大三角形とは、ベガ・アルタイル・デネブの三つの星を結んだもの。
この時期だと、まだ東の夜空から丁度上がってきたところである。

「ベガとアルタイルだったけ。七夕伝説の織姫と彦星は?」
「ベガが織姫で、アルタイルが彦星のことなんだよ。
ちなみに、ベガはこと座のα星、アルタイルはわし座のα星だよ。
それから、ベガとデネブは遠い未来では北極星になるんだよ。
その頃になると、七夕ってどうなるんだろう?」
「あ、相変わらず、色々と詳しいな、明日香は」

俺が褒めると、明日香はえっへんと胸を張っていた。
カサカサと、笹の葉が風で揺れる音が聴こえてきた。

「そういえば、みんな短冊にお願い事を書いてくれたよな」
「うん、小夜ちゃんも口では文句を言いながらも書いてくれたよねー。
あれこそ、ツンデレの鑑だよー」
「でも、泉水はどんなお願いをしたんだ? 
訊いても教えてくれなかった、というよりスゴイ剣幕で睨まれたんだけど……」
「あはは、それは……」

明日香は泉水の願い事を知っているようだが。

「きっとシュウ君には知られたくないんだよ、小夜ちゃんは」
「まぁ、そうだろうけど」

笹に吊るされた短冊を後で見れば分かるけれど、

「それはマナー違反か」

他人の願いを盗み見するのは、あまり褒められた行為ではないと思う。

「シュウ君は何をお願いしたの?」
「うん、俺か? 俺は『平穏無事な生活を過ごせるように』だけど」
「……シュウ君、つまらないお願いだね」

それは俺だって、自覚している。
でも、俺は何時だってトラブルの中心にいる。
というか、“巻き込まれる”といった方が正しい。
主に、あさひ先輩や七海の所為で。

「そういう明日香のお願いは、なんなんだよ」

きっと――

「シュウ君のお料理がもっと上手になりますように♪」

とか、

「ご飯が一日五食になりますように♪」

とか。

……食べることばかりだな。
自分の恋人だというのに、こういう発想しか思い浮かばないのはどういうことなんだろうか。
いや、料理を創る人間としては、明日香の食べっぷりは見ていて爽快だ。
料理人冥利につきる。
そんなことを以前舞に話したら、

「シュージ……あんたって、まるで主夫ね」

と言われたっけ。
でも、仕方がないと事だと思う。
だって、我が家の女性陣はみな料理が得意ではない。
故に、必然的に彼女たちの胃袋を満たすのが俺の仕事になっている。

「シュウ君……なんかすっごく失礼なこと考えていなかった」

思索に耽っていると、明日香が俺を覗き込んでいた。

「えっ、いや、そんなことはないけど……」

言葉では否定したけど、それが明日香に届いたのかははっきり言って疑わしい。
自分でそう思っている段階で完全にアウトだ。
明日香も、疑いの眼差しを俺に向けている。
その視線に耐えられなくなった俺は、

「スマン。思いっきり失礼なことを考えていた」

と遅ればせながら正直に吐露した。
すると、明日香は「やっぱりね」といったような感じで溜息を零していた。

「シュウ君、あたしの願い事は……ずっとシュウ君の傍にいること」
「えっ!?」

思いもかけない明日香の願い事。
それは俺の琴線を激しく揺さぶるのに、造作もなかった。

「俺だって、明日香とずっと一緒に居たい。
だから、俺たちは毎日出会える彦星と織姫で在り続けたい」

熱病に浮かされたかのように、普段決して言わないようなセリフを口にしていた。
明日香は顔を真っ赤にしていた。
きっと俺も同じように真っ赤だと思う。
耳が、頬が、もの凄く熱いだのだから。
そして、俺たちはどちらからともなくキスを交わしていた。
天上ではきっと彦星と織姫が一年ぶりの逢瀬を祝した接吻を。

「シュウ君のプロポーズ……嬉しかったよ」
「ああ、そいつはよかったな……………うんん、プロポーズ?」

俺はいつ明日香にプロポーズをしたというのだろうか。
いや、いつの日か明日香に告げたいと思っていることは確かだか。
俺がしきりに首を傾げていると、

「え、だってシュウ君は『毎日出会える彦星と織姫で在り続けたい』って言ったよね」
「ああ、確かに言ったけど……」
「シュウ君。彦星と織姫の関係って何だか知っている?」
「彦星と織姫の関係って、恋人だろ」

俺の答えに、明日香は苦笑いしていた。
そして、俺の耳元で囁くように、こう告げた。

「彦星と織姫は――夫婦だよ♪」




        ――完――












[ 2010/07/07 22:20 ] SS | TB(0) | CM(2)
プロフィール

allycs

Author:allycs
このブログの管理人です。
生まれは東京だが、現在は埼玉在住。
「明日の君と逢うために」スピンアウトでは、スキュラという名で作品を出させていただいています。
気が向いた時にでも、一読して戴ければ幸いです。

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